荻窪の美容室youの豆知識・成分編18-MEA

2017/12/30
荻窪の美容室you

荻窪の美容室youからのちょっとした豆知識・成分編 18-MEA


・18ーMEA(18メチルエイコサン酸)とは

毛髪キューティクルの一番表面に存在していて、

毛髪を覆っているその脂質を18-MRAと呼びます。

役割としては、キューティクル同士の接着や被膜保護です。

18-MEAは体から排泄される天然の油分のようなもので

健康な髪がすこしぬめりを感じるのも18-MEAが存在するからで、

髪が傷んでパサついたり、まとまりにくさを感じるのは、

18-MEAがとれてしまっている状態だからです。

18-MEAはなんと髪全体の0.03%しか存在しない脂肪酸で、

90%以上の人がその有無を感じ取れるほど、
髪の手触り(柔らかな感触やサラサラ感)やまとまり、ツヤを左右すると言われます。

他にも、髪同士の絡みつきを防いだり、

撥水性(疎水化)などもそうです。

バージン毛の美しい髪の理由は18-MEAだったんです。

18-MEAはたった1度のカラーリングで約80%、

1度のパーマで約半分が消失するほどとても傷つきやすい成分で、

シャンプー、ドライヤー、ブラッシング、紫外線などでも剥離すると

言われています。

1度失われると、自然に再生することは不可能なのです。

消失した18-MEAを補うためには、

剥がれ落ちたあとの毛髪はマイナスに帯電するため、

18-MEAをカチオン化(プラスに帯電)させる必要があり、

18-MEAそのものを毛髪に吸着することは難しいので、

18-MEA誘導体(疑似体)として吸着させるということです。

といった感じになります。