荻窪の美容室youからのちょっとした豆知識・成分編 18-MEA
・18ーMEA(18メチルエイコサン酸)とは
毛髪キューティクルの一番表面に存在していて、
毛髪を覆っているその脂質を18-MRAと呼びます。
役割としては、キューティクル同士の接着や被膜保護です。
18-MEAは体から排泄される天然の油分のようなもので
健康な髪がすこしぬめりを感じるのも18-MEAが存在するからで、
髪が傷んでパサついたり、まとまりにくさを感じるのは、
18-MEAがとれてしまっている状態だからです。
18-MEAはなんと髪全体の0.03%しか存在しない脂肪酸で、
90%以上の人がその有無を感じ取れるほど、
髪の手触り(柔らかな感触やサラサラ感)やまとまり、ツヤを左右すると言われます。
他にも、髪同士の絡みつきを防いだり、
撥水性(疎水化)などもそうです。
バージン毛の美しい髪の理由は18-MEAだったんです。
18-MEAはたった1度のカラーリングで約80%、
1度のパーマで約半分が消失するほどとても傷つきやすい成分で、
シャンプー、ドライヤー、ブラッシング、紫外線などでも剥離すると
言われています。
1度失われると、自然に再生することは不可能なのです。
消失した18-MEAを補うためには、
剥がれ落ちたあとの毛髪はマイナスに帯電するため、
18-MEAをカチオン化(プラスに帯電)させる必要があり、
18-MEAそのものを毛髪に吸着することは難しいので、
18-MEA誘導体(疑似体)として吸着させるということです。
といった感じになります。